タテヨコ企画 『3人の姉妹たち』 ​

2019年3月2日 18:00
IKSALON表現者工房

チェーホフ三人姉妹は何が面白いのか、まだ私には理解できてないのですが
チェーホフなんて知らなくても、三人姉妹なんて知らなくても
全然関係なく充分楽しめる作品でした。
 
観劇前に、当パンの配役表を見ると
役の年齢がわざわざ書かれてるのですね
20代の年齢がずらずらと…。
何を血迷った横田さん!と思ったのですが
一つの家族と関わる人たちの16年の物語と知って納得。
 
三人の姉妹とお嫁さん、それぞれの生き方がそれぞれ分かる。
私は誰か一人に感情移入するって感じじゃなく、それぞれの人生を俯瞰してる感じかなぁ。
舘さんが演じてらした長女が素敵だった。
 
それぞれの人生に絡んでくる男性達もただ日々を生きている人たち。
坂口さんが演じてらした次女の旦那が、ホント、私は嫌いだ。
でも、あれが彼の生きてきた環境での彼の考え方なんだよなぁ。
で、多くの人が多かれ少なかれそうなんだろうなぁ。
自分にとっての当たり前は、誰かにとっては耐えられないものかもしれない。
 
他人のアルバムをめくってるような
そんなお芝居でした。
 
作:横田修
演出:横田修、青木シシャモ
出演:市橋朝子、舘智子、西山竜一、向原徹、久行しのぶ(以上タテヨコ企画)
岩崎正寛(演劇集団円)、小野寺亜希子(テアトル・エコー)、久我真希人(空観)
坂口修一、田村かなみ

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