劇団大阪新撰組 短編まつり2 ​~屋根裏 EXPO 2019~

2019年3月1日 20:00
ウイングフィールド
 
お祭り!て感じの賑やかな公演でした。
ウィングでダンスシーン入れると、ウィングってやっぱ狭いねぇてヒシヒシ。
 
SNS」「屋根裏」「EXPO」
3つのお題から書かれた3つのお話。
全然違うテイストのものが並んでましたが
ブリッジ部分がそれをつないで1つにしてたので
バラバラという感じはそこまでなかったです。
どのお話が好きだったかなぁと思い返すと
さんぞ〜アンドロイドが一番好きだな。
て、ブリッジかいっ!!とつっこまれそうですが
気に入ってしまったのだから仕方ない。
食べるくらいしかできることのない残念なアンドロイドだったけど
ずっと変わらずそこに居てくれるのって、それだけで安心感。
私も一つ欲しいなぁ。
もっと有能なのがいいけど。
 
脚本:#1日高良基、#2南田吉信、#3中島忠靖
演出:#1日高良基、#2南田吉信、#3栖参蔵
 
出演:南田吉信、阿矢、古川智子、下村直裕、日高良基、本多信男中村ゆり(魚クラブ)
つぼさかまりこ(演劇集団あしたかぜ)、古川裕扶子(劇団演陣)、荒木ヒロ(劇団乱れ桜)
灰冶、上西秋穂、GIDEON

 

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サファリ・P 第5回公演『悪童日記』

2019年3月1日 13:00

京都府立文化芸術会館 ホール

 

美しかった

 

語られる言葉から見えてくる状況は

ただ、日々を生き続ける二人の少年の姿であったり

その二人が出会う大人であったり

暴力的であったり

残酷であったり

悲しかったり

絶望的であったり

無力であったり

 

しかし

そこにある肉体は躍動的で美しい

 

彼らの肉体、言葉から

こんなにも想像の世界が広がるとは

 

私は戦時下のヨーロッパの田舎にタイムスリップしたかのような

疲労感の中に今いる

 

原作:アゴタ・クリストフ

翻訳:堀茂樹

構成・演出:山口茜

ドラマトゥルギー:朴建雄

出演:高杉征司、日置あつし、芦谷康介、達矢、佐々木ヤス子

 

 

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伊藤えん魔プロデュース 超ソロバトル

2019年2月1日 19:30

ファントマあべのスタジオ

 

腹筋さんを拝見するのはPiper以来。

ソロは初めてですが

凄い熱量!

Piperでも超パワフルでしたけど

超個性豊かな皆さんのなか薄まってた感じ。

(腹筋さんを薄める集団て凄いな)

薄まってない腹筋さん、凄かった!

一人何役やってはったんやろ?

私のお気に入りは、ハカセとの思い出のお話(笑)

 

そしてそして

大好き!な、いいむろさん

お久しぶりのいいむろさんのパフォーマンスはやっぱり素敵でした。

いいむろさん、なんて軽やかなんだろ。

マイムカンパニーの公演も素敵なんだけど

やっぱりお一人のパフォーマンスには魅了されます。

いいむろBEST的な内容でお得感満載。

なんでもないことのように

あたかも普通のことのように

軽やかに

ユーモア、可愛さを散りばめて。

 

いろいろ重なっていいむろさんのレッスン行けなくなったけど

やっぱりまた行きたいなぁ。

 

私が拝見した回は5人のパフォーマーさんがご出演でしたが

5人それぞれの持ち味があって楽しかったです。

 

 

出演

伊藤えん魔

腹筋善之介

いいむろなおき

宮都謹次

鈴木麻由

劇団アカズノマ第2回公演 夜曲

2019年1月24日 19:00

ABCホール

 

前回の『露出狂』が面白かったから観に行ったアカズノマ。

今回は

…七味さん、頑張ったね。

 

開演前、後ろの方の席から暗い舞台を眺めていたのですが

星空の下

シルエットが浮かび上がってる柱のようなものが

朽ち果てた千本鳥居のように見えてました。

始まってすぐ、鳥居ではなく放火された焼け跡ってことが分かったんですけどね。

 

音照でかなり助けられてた感じ。

やっぱ光は素敵だなぁ。

助けられるのではなく

そこに乗って輝きを増す存在感のある役者が必要だなぁと感じた。

 

観劇中、魅せる役者について考えてた。

派手な演出の中、観客を引き付ける力。

派手な演出じゃなくても魅せる力のある役者は出てくるだけで空気を変える。

そんな役者力、欲しい。

 

 

作:横内謙介

演出:七味まゆ味

 

出演: 石塚朱莉、大西翔、河北琴音、古賀成美、七味まゆ味、汐月しゅう、中嶋海央、丸山厚人、三浦修平、水紀憧子、森下亮、山本奈臣実、るりこ

メイシアタープロデュース公演 SHOW劇場 vol.12 少年王國記

2019/1/18 19:00

メイシアター

 

会場に入った瞬間からワクワクする舞台

メイシアターの小ホールのステージは円になってせり出しているんですね。

で、「少年王國記」では傾斜床になっています。

何度くらいなのか分かりませんが、結構傾斜しているように見えます。

そこに、杭なのか柱なのか4本の角柱。

そして波の音。

これから何が繰り広げられるんだろうとワクワクしてきます。

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メイシアター 小ホール


乗っていたヘリコプターが墜落して

太平洋の無人島で子供だけで暮らすことになった少年達のお話。

 

12人の役者さんたちは

肌を白く塗り、彩度の低い衣装を身にまとい

デフォルメされたコマ落としのような動きをする。

これが、心情、行動、情景がダイレクトに伝わってくる。

ここに、映像と音が重なることでシーンを劇的にしている。

なにかこんなの知ってる・・・

と思い当たったのが漫画。

漫画の1コマ1コマが目の前で繰り広げられていくような感覚。

とても面白かった。

 

作・演出・舞台美術 / 笠井友仁(エイチエムピー・シアターカンパニー)

出演 / 赤星マサノリ(sunday/StarMachineProject) 有北雅彦(かのうとおっさん) F.ジャパン(劇団衛星) 岸本昌也 澤田誠 しゃくなげ謙治郎(爆劇戦線和田謙二) 高橋紘介 竹内宏樹(空間 悠々劇的) 永井翔也(演劇集団 芝居小舎) 藤田和広 村尾オサム(遊劇体) 山田まさゆき(突劇金魚)

 

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シス・カンパニー公演 日本の歴史

2019/1/7 18:30

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

 

今年の観劇初めが、まさかのミュージカル!

私はミュージカルが苦手なのです。

台詞が歌で、すごい勢いで物語が展開していく…苦手です。

 

序盤は

「なんだかなぁ。これ面白いのか?」などと心の中の声が沸き起こってましたが

中井喜一さんの「そんなん笑うにきまってるやん!」な数々のシーンにまんまとはまってしまいました。

それに、ミュージカル俳優さん達の歌や見せ方はやっぱり人を引き付けますね。

素敵です。

結局のところ、結構楽しかったです(笑)

「日本の歴史」という壮大なテーマと、ある家族の歴史をリンクさせたっていうのも

ミュージカルを私が楽しめた要因の1つかもしれません。

 

2時間半で1700年の歴史ととある家族の歴史を描かないといけないから(笑)

物凄いスピードで駆け抜けて行くシーンの数々

役者さん達大変だったろうなぁ

見てるこっちも振り落とされないようにしがみついて大笑い

うん、ジェットコースターみたいな感じやったね

 

 

作・演出 / 三谷幸喜

出演 / 中井貴一 香取慎吾 新納慎也 川平慈英 シルビア・グラブ 宮澤エマ 秋元才加

音楽 / 荻野清子

演奏 / 荻野清子(ピアノ) 阿部寛(ギター) 古本大志(チューバ・ベース) 萱谷亮一(ドラム・パーカッション)